大阪・関西万博来場記録

EXPO2025


第19回

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来場19回目 /Jul.22,Tue.

一般来場者数:101,134人

 19回目の来訪は、7月22日(火)。1人で万博へ。

 この日は、7月17日から始まったデジタル抽選会 「ミャクミャクチャレンジ」(通称ミャクチャレ) の当日先着順受付(毎朝9時受付開始)で見事予約を取ることができ、初めて挑戦することになった。 確か15時45分くらいの回をゲットしたはずである。

 それともう一つの目的は、場内の郵便局で日付印を押してもらうことである。

 万博来場予約は11時だが、基本はミャクチャレに合わせて、午後からゆっくり行けばいい。この日夢洲駅改札を通過したのは14時09分。 この時間だと、東ゲートもまったく待たずに入ることができる。

 まずはゲートを入って右にある郵便局(東局)へ。 スタンプ帳2冊目の代わりにしている「ミャクミャク御朱印帳」 に貼った切手に日付印を窓口で押してもらう。 待機時間は数分。なぜこの日かというと、令和7年7月22日で「7.7.22」となるため。 本当は、7月7日に「7.7.7」の消印が欲しかったが、なんとその日に来ていたのにもかかわらず、郵便局に立ち寄るのを忘れていた。 というか、「7.7.7」自体に気づいていなかった。こんなふうに、事前リサーチや準備不足で逃したチャンスは数え切れない。 まあ、7日は相当に待たされたんだろうが。

 万博に通っていると、情報収集能力や、物事に対する執念の深さがとんでもない人たちにしばしば遭遇する。 自分もそのあたりの能力と執着心は人一倍だと自負していたが、世の中は広い。とても敵わないと感じる人たちがたくさんいる。 そうしてこれまでの人生でも、色々なことを成し遂げてきたんだろうなと、純粋に尊敬する。

 日付印を受領後、大屋根リングを目指して進み、リング下を右折。ドイツや韓国を過ぎると、左手に「ポップアップステージ北」が現れるので、 その手前を左折すると、正面に「デジタルウォレットパーク」がある。ここでミャクチャレは行われている。

 場所だけ確認し、まだ時間があるので、リング下を西進して、西ゲート方面へ。

 西ゲートマーケットプレイスにある郵便局(西局)に立ち寄り、同じく日付印を押してもらう。 東西が揃うと、図柄が左右対称となるのだ。こちらもほぼ待機時間なく、すぐゲットすることができた。

 次に、後日知人に渡すプレゼントを選んでおきたかったので、オフィシャルストア「JR西日本グループ」に、15時前頃入店。 この時期のこの時間は、オフィシャルストアもさほど待たずに入店できた。毎度のように通っている場所ではあるが、 品揃えは少しずつ更新されている。

 そうこうするうち、ミャクチャレ予約時間が近づいてきたので、デジタルウォレットパークに戻る。 予約時刻の5分程度前から受付が行われているので、列に並んで待機。 ミャクチャレは、1人最大5回までチャレンジできるが、 参加予約のためには、抽選券が必要。ミャクミャクリワードプログラムのステータスに応じて抽選券が配られており、 私は5回抽選する権利を得ている。ハズレくじ有りの「一般抽選」と、ハズレくじ無しの「特別抽選」の2種があり、 後者は抽選券が3倍必要。 私はもちろん、特別抽選×5回(15回分の抽選券)で挑む。 なぜか写真を1枚も撮っていなかったので、残念ながら記録はない。

 ゲーム(抽選)は、デジタルスロットマシンとも言うべきもので、モニターに立体的に映し出されているレバーを手前に引いて球を弾くのだが、 私は最初、空間に浮かぶレバーを上手に握ることができず、スタッフから何度もアドバイスを受けて、ようやく球を弾くことができた。 1等から5等まであるが、結果は、確か4等が3つ、5等が2つだった。4等賞品缶バッジを5種の中から3つ選び、 5等賞品シールは、おそらく3種くらいあった中から2つを選んだ。 近くでチャレンジしていた小さい子が見事1等を当ててTシャツをゲットしているのを横目で見ながら、 やっぱり自分はくじ運がないのだなと、がっかりする。


 でも、この頃はまだ参加のための予約は毎日朝からの先着順受付だったので、チャレンジ自体は、朝がんばれば何とか予約できていた。 その後、予約自体も先着順ではなく抽選となり、それすら当たらなくなる。万博が、どんどん「くじ運強者」優位になっていったのだ。 結局、この日の後、ミャクチャレには先着順受付の間にもう1度、抽選になってから2度参加したと記憶している。

 この後、16時30分からの「Dialogue Theater-いのちのあかし-」(シグネチャーパビリオン)の予約が当日登録で取れたので、 そちらへ向かう。

 16時15分頃、目的地に到着して、しばし待機。案内に従い、16時半過ぎに入館。 空いている時間は、予約なしの人も若干は受け付けているようだった。

 「Dialogue Theater-いのちのあかし-」は、 映画監督の河P直美氏がプロデュースしたパビリオン。 地方の廃校となった校舎を移築したもので、他とはまったく違った落ち着いた雰囲気を醸し出している。 河P氏が奈良県の出身ということもあるのか、奈良県十津川村立折立中学校と、 京都府福知山市立細見小学校中出分校の校舎(計3棟)を移築・再構成されている。 一部は予約不要でいつでも見学、休憩できるスペースも設けられており、実際、私も一度訪れている。

 このパビリオンで面白いのは、入館待機時に、スタッフからカードが一枚手渡されること。 そこには、これからシアターで展開される会話のテーマが書かれており、この日受け取ったカードには、 「いま、いちばんほしい「答え」はなんですか?」と書かれていた。


 そしてカードには細工が施されており、確か何かのしるしがついているカードをもらった人が10人ほどいて、 入館後に呼び出される。その中から、おそらく相談の上で、演者が選ばれるしくみになっているようだ。 幸い私は当たりを引かなかったので(この時ほど、自分のくじ運のなさを、むしろ良かったと思ったことはない)、 入館後はゆっくり落ち着いて校舎内部を見学できた。 壁から音が出ている木のスピーカーなど、興味深い展示があった。

 シアターの準備が完了すると、全員がそこに移動する。 階段状に作られ、一番低いところにあるステージを見下ろすようになっているシアターの内部は非常に暗く、 これからいったい何が始まるのだろうという、恐怖にも似た期待感が高まる。

 すると、選ばれた演者(男性)がシアター底部にあるステージに赴き、我々観覧者には背を向ける形で、正面にある巨大スクリーンのほうを向く。 スクリーンには、別室にいるもう一人の演者(女性)が大写しになる。 明らかに年下であるその女性が、まるで友達に話しかけるように、いわゆるタメ口で、自身の体験を語り出す。 会場内にいる男性がそれに対して意見を述べる形で、対話が展開される。 最初はぎこちない感じだったが、みるみるうちに打ち解け合い、旧友同士の会話のようになっていく。

 こちらからすると、他人の会話を覗き見するような、少し居心地の悪いシチュエーションではあるが、 観ている我々も、そのテーマについて深く考えさせられる体験になっていく。 自分が選ばれなくて良かったと安堵していたものの、もし自分が選ばれていたら、今回のテーマについて、 どんなことを話していただろう?と考えた。皆がそんな心境だったのではないか。 日頃から、色々な物事について、深く考えるクセがついている人にとっては、とても心に響くパビリオンだと感じた。

 さて、「いのちのあかし」を出ると、もう17時過ぎ。いのちパーク方面に南下し、 ウォータープラザ前のNull2の角を左折して、ウォータープラザマーケットプレイス東へ向かう。 いまや行きつけとなった、2階にある「好きやねん大阪フードコート EAST SIDE」へ。たこ焼きとレモンサワーで休息。

 食後、地上に降り、1階のファミリーマートでソフトクリームを購入。リング下の光るミャクミャク前で、しばしデザートタイム。

 今いるのは、レイガーデン前。ここからリング下を北上し、つい先日(7月19日)やっとオープンした 「ネパール館」(コネクティングゾーン)へ。 ほとんど並ばずに入ることができたが、貴重な展示物が多く、かなり見応えがある。 他の多くのパビリオンのような、映像を見せる演出などはないから、人流も留まらない。見たい人はじっくり見て、 そうでない人は早々に退散すれば良い。地上に降りると、マルシェのようになっているのもいい。広場を取り囲むように店舗が並び、 様々な料理やデザート、ドリンクなどが売られている。かなり工夫の凝らされたパビリオンだと感じた。

 次に向かったのは、エンパワーリングゾーンの「スイス館」。 時刻は19時半を回っており、およそ15分程度の待ち時間で入館。

 スイスといえば、アルプスの少女ハイジ。日本人にはそれが一番受けるだろうと思われているようで、かなりプッシュされていた。 まるでオランダ館が思い切りミッフィー推しだったのと同じように。だが、館内展示では繊細な切り絵アートに目を引かれた。

 館内に併設されているショップを見ると、こちらも日本でおなじみコーヒーのネスレ(Nestlé)の商品が多く並ぶ。 こうしてみると、スイスの文化が我が国にたくさん入ってきていて、根付いていることがわかる。 逆に新鮮味がなく、何かを買って帰ろうという気には、残念ながらならなかった。

 スイスを出ると、もう20時過ぎ。これから入館できるパビリオンがあるだろうか。 いのちパークを通り抜け、セービングゾーンの「ポーランド館」 の前にはまだ列があり、受付も終了していないようだったので、並ぶ。 この時間だからすぐに入れるかと思っていたら、30分近くの待機時間を経て、ようやく入館。

 時間によってはピアノコンサートなども催されているようであるが、予約が必要らしい。それは残念ながら鑑賞できなかったが、 館内全体がウッディな感じで、木や草花が主要なテーマになっている。タッチパネルで各自が好みのイメージによって花の個性を選んでいくと、 それが花束となって最後にスクリーンに登場する仕掛けもあって、いわば癒やしの空間。

 ポーランドを出ると、もう20時50分。さすがに今から入れる所はないので、これで1日を終えることにする。 いのちパークを通り過ぎて東進し、ポルトガルの角を左折してリング下を北へ。東ゲートへ向かう。 夢洲駅改札を通過したのが21時10分なので、この日は駅まで非常にスムーズに到着したことがわかる。

(2026年4月4日記す)

(2026年4月11日加筆修正)

EXPO 2025 / OSAKA YUMESHIMA Apr.13-Oct.13,2025