開国博 Y150見聞記 −2009年夏休み、横浜みなとみらいにて− |
YOKOHAMA 1859-2009 |
JR桜木町駅からみなとみらい方面を臨む |
ヨコハマの夏休み 横浜開港150周年を記念して4月28日から9月27日まで 横浜市において開催されている「開国博Y150」に行ってきた。 2009年8月13日(木)のことである。 私は現在関西在住であるものの、横浜ならば、夏の帰省に合わせて気軽に行ける。 博覧会好きとしても、やはり一度は見ておきたい。 終わってからでは、もう二度と経験することはできないのだという当たり前の事実を、 4年前の愛・地球博で痛感したことで、私はより一層の博覧会フリークとなったのだ。 |
ベイサイドエリアへ Y150の開催場所は、「ベイサイドエリア」と「ヒルサイドエリア」の2箇所。 今回は1日だけの訪問なので、メイン会場である「ベイサイドエリア」だけにしぼった。 ということで、向かったのはJR桜木町駅。 Y150の公式キャラクターは「たねまる」。横浜開港資料館の中庭にある 「たまくすの木」の精という設定。 至るところにたねまるのイラストをみつけることができる。 |
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NISSAN Y150 ドリームフロント |
NISSAN Y150 ドリームフロント&スーパーハイビジョンシアター ベイサイドエリアの有料会場の中でも、まずこれは見ておこうと思ったのが、NISSANのパビリオン。 ハイビジョンシアターなど、ハッキリ言って最近は食傷気味なのだが、 とりあえずどんなものか見て判断しようと、真っ先に向かったのだ。 待ち時間90分程度と書かれていたが、実際に待ったのはその半分くらい。 だが、その会場はといえば、仮設小屋のようなチープな建物。え?これがそう?と、 ためらってしまった。 冷房の効いた建物内部で待たせてくれたのはよかったが、シアターでは何と全員立席。 撮影禁止なので内部写真はないが、見せられた映像もとりたてて目新しいものはなく、 未来の地球を守ろうというテーマの押しつけのように感じた。 比べるのはまったくお門違いかもしれないが、愛・地球博におけるトヨタのパビリオン とは天と地ほどの差で、白けてしまった。いや、同じレベルで語ってはいけないのは百も承知だが。 |
Y150 はじまりの森・・横浜ものがたり Y150 はじまりの森も、有料会場の1つ。その中にある「横浜ものがたり」。 横浜開港の時代から現代までの歴史を紹介したもの。 ペリー提督を迎えたときの様子が、とても安っぽい舞台道具のようなもので再現されていたり、 横浜に入ってきた各種文化に関する説明がある。 展示品としては、まあ興味深くはあるけれども、文字による説明が多く、 全部を丁寧に見る気にはなれなかった。 |
Y150 はじまりの森 横浜ものがたり |
Y150 はじまりの森 ENEOS未来のエネルギー館 等 |
Y150 はじまりの森・・ENEOS未来のエネルギー館 等 ENEOS未来のエネルギー館は、失礼ながら、まあ、中が涼しいから入っておこう、という程度のもの。 エネルギーに関する説明が主体だが、 セルフ式ガソリンスタンドの体験コーナーがあって、こどもたちが興味深そうに遊んでいた。 ちょっと目を引いたのが、等身大のイチローの姿が映し出された透明なスクリーン。 イチローの声で何か説明していたが、ゆっくり立ち止まって見入る人も、そう多くはなかった。 隣には、公式記念品ショップ。ここでしか買えないという「ペリーテイト君」のキャラクターグッズを入手。 このエリアの目玉は、なんと言っても「ENEOS ラ・マシン」(写真下段右)。 フランスのアート集団が操縦する巨大な動くクモ。足でガシガシと歩くのか?と思っていたら、 下に台車がついていて、タイヤでゆっくり走っている。時々水をはき出すのだが、 これが思った以上に大量で、まともにかぶったために、にわか雨に降られたみたいに濡れてしまった。 |
赤レンガ会場(無料会場)と Y150 トゥモローパーク 赤レンガ倉庫一帯は「赤レンガ会場」として、無料開放されている。 赤レンガ倉庫の中にある飲食店舗はどこも混んでいた。 この一帯はこのようなイベントがなくても、普段から一種の観光地として多くの人が訪れている所だと 思うのだが、開国博ではこのように、既存施設をうまく利用して、経費節減を図っていることがよくわかる。 ここにも公式記念品ショップがあり、有料会場の中のショップよりも、 こちらのほうが巨大であった。 Y150 トゥモローパークでは、 未来シアターBATON、アースバルーンHOME等の出し物があるのだが、 時間がかかりそうだったので、敬遠した。 |
赤レンガ倉庫会場 等 |
ランドマークタワーと横浜ロイヤルパークホテル |
ランドマークタワーと横浜ロイヤルパークホテル 実は実家がそれほど遠くないために、本当は宿泊する必要はなかったのだが、 こんな機会でもなければ横浜に泊まることもなかろうと考え、あえてホテルを取った。 泊まるからには妥協はしたくないと考え、時期的に無理かも?と思いながら、 ランドマークタワーの上層階を占める横浜ロイヤルパークホテルの予約を取ることにした。 1ヶ月ほど前にネット検索してみたところ、運良く部屋を押さえることができた。 泊まったのは、55階のデラックス・ツインで、3人のためエキストラベッドを入れてもらった。 写真中段左は部屋の窓から見下ろした風景。写真下段左は、 翌朝、最上階(70階)で朝食ブッフェを摂ったときに窓から撮影したもので、 Y150の会場のほぼ全景が収められている。 みなとみらい地区No.1ホテルだと思われるが、個人的にはこれまで何度か利用した名古屋マリオットアソシアホテル よりも若干劣ると感じた。レギュラークラスの客室の雰囲気や、レストランの応対などで。 |
夜のみなとみらい 実は、みなとみらい地区をゆっくり訪れるのは初めてだったので、 夜景もぜひ見ておこうと思った。 やはりイルミネーションがとてもきれい。 ガイドブックに載っていた「汽車道」の夜景を見たいと思い、行ってみたが、 思いのほか暗く、想像していたほどの美しさではなかった(写真上段右)。 だが、多くの人が訪れる開国博という非日常的な環境を考えると、 得難い体験であったと思う。 夜遅くまで、ほんとに多くの人が、楽しげに歩いていた。 開国博の全容を体験できたわけではない。ごく一部しか見られなかった。 だが、横浜という街の魅力を、改めて認識することができ、 楽しい時間を過ごさせてもらった。 2009年9月20日記す |
みなとみらいの美しい夜景 |
K氏の葡萄酒的日常 |