大阪・関西万博来場記録

EXPO2025

 通期パスを保有し、その他に一日券、平日券、夜間券も別途購入し、終盤の来場枠を確保。 その結果、計43日入場。
 閉幕日(10/13)は18:35〜花火、19:37〜特別演出のドローンショー(One world, One planet.)をウォータープラザの東側から鑑賞。 20:15〜グランドフィナーレでは、ゲストのコブクロの2人が見えないくらいの遠い位置から、 テーマソング「この地球(ほし)の続きを」の大合唱に参加。22時過ぎに東ゲートを出て、楽しかった半年間の万博を終了した。
(左写真は4/25にミャクミャクハウスでの撮影会に参加したときのもの)


 ※当ページは、万博訪問当時の少ない記録と記憶をたどりつつ、徐々に充実させていきます。
 ※当ページ掲載の写真、動画は基本的にすべてスマートフォン(Sony Xperia 1v)にて個人的に撮影したものですが、 アクセシビリティ、サーバー負荷および被写体へのプライバシー配慮等から、写真は縮小し大幅に解像度を落としていますので、 拡大すると粗くなります。動画は基本的に4Kで撮影したものを掲載していますが、一部圧縮している場合があります。

OSAKA YUMESHIMA Apr.13-Oct.13,2025

来場1回目/Apr.14,Mon.

一般来場者数:53,660人

 待ちに待った EXPO2025 が始まった。

 初来場はいつにすべきか。普通に考えれば開幕日(4月13日)ということになるだろうが、 開幕日は大混雑必至なので、あえて開幕2日目(4月14日(月))にした。 後に、やっぱり初日には行っておくべきだったと後悔することになるのだが。

 EXPO2025は、まず来場日時を予約するところから始まる。行きたい日を決めるとともに、入場時間を、「9時」「10時」「11時」「12時」「17時」 のうちから選ぶ。9時の予約が取れれば、それ以降、何時に入場しても良い。 10時の予約の場合、10時以降であれば、いつでも入場できる。以下、同様。

 初来場日は、12時枠を予約。チケットは、開幕前に購入してあった「開幕券」(4,000円/人×2人分)を使用。 一方、パビリオン予約については、事前に取れたのが、18:15〜「オーストラリア」のみであった。

 到着後、まずはオフィシャルストアでスタンプパスポートを購入し、並ばずに入れるパビリオンをいくつか回って、 スタンプ集めも開始。場内での初めての食事は、静けさの森ゾーンの「ら・ぽっぽファーム」でとった間食。ピザ1枚(1,800円)を夫婦で分け合って食べた。

 初めて見る大屋根リングは、言葉を失うくらいに巨大で、 世界一大きな木造建築の迫力に圧倒される(この感動は、その後に何度訪れても変わることはなかった)。 但し、この日はリング上には登らず。

 予定どおり18:15過ぎに「オーストラリア」パビリオンに入館。同国の自然の雄大さが体感できる美しくもスケールの大きなパビリオンであった。 その後、建物外観の美しさが目を引く「アゼルバイジャン」に、待ち時間ゼロで入館。

 この日は初来場ということもあり、19時半頃にゲートを出る。

 この日のもう一つの大きなミッションは、通期パスをお得に購入できる「割引コード」をもらうこと。 会場外にある案内所に寄り、割引コードの印刷された用紙を2人分受け取る。 これを使うと、正規料金30,000円が2割引の24,000円で購入できる。 なお、当日は「開幕券」(4,000円/人)で入場しているので、結局、28,000円/人で「通期パス」を入手したことになる。

 こうして、半年間にわたる我が家の「万博ライフ」が開始した。

(2026年2月4日記す)


来場2回目/Apr.18,Fri.

一般来場者数:78,721人

 2度目の来訪は、4月18日(金)。

 ニュースによると、来場者数が最も少なかったのは、開幕3日目の4月15日だったらしい。 私が初めて行った日の翌日である。関係者を除く一般来場者数が、47,781人という。 会期終盤には考えられないくらいに少なかった。

 その後もしばらくは少なかったので、私の2度目の来訪となった4月18日も、かなり空いていたことになる(78,721人)。 そのときは、それでも随分混んでいるなあ、という印象だったのだが。 でも確かに、大屋根リングの上から撮った写真などを見てみると、「地面がたくさん見える!」という感じ。 実に平和な日々であった。「4〜5月の来場がオススメです!」という言葉を、この頃は軽く受け止めていた。

 この日は9時の来場予約。1人で万博へ。鉄道(大阪メトロ)ICカードの乗車履歴を見てみると、夢洲駅8時57分着となっているから、 ちょうど9時過ぎくらいに東ゲートに並び始めたことになる。この頃は、ゲートをくぐるまでにそんなに時間が掛からなかったので、 確か9時15分くらいには入場した記憶がある。なぜ、そんなことを覚えているかというと、 この日は、JR西日本グループのオフィシャルストア(西ゲート)へ、朝一番で 「万博限定ICOCAカード」を買いに行ったからである。

 地下鉄で来ると入るのは東ゲートなので、そこから西ゲート方面へ向かってダッシュした記憶がある。 10分くらいは優にかかるので、到着したのは9時半頃だっただろうか。 ICOCAカード単体では購入することが出来ず、グッズとの抱き合わせ販売だったため、 最も安かった「オリジナルパスケース」入り商品(2,650円)が欲しかったのだが、私が入店した時には既に完売。 残っていた「ぬいぐるみパスケースセット」(4,300円)を購入。1つだとカードも1枚なので、出ていた2種を購入。8,600円也。

 今思うと、東ゲートから9時に入っても購入できたのは、開幕直後だったから。その後、このICOCAカード争奪戦はすぐに熾烈になり、 西ゲートに朝7時くらいに到着して並ばないと買えない!という事態となった。つくづく、早く買っておいてよかったと思ったものだ。

 さて、この日は特にパビリオン予約も取っていなかったので、ICOCA購入という目的を達した後は、 西ゲート前にあるセブンイレブンで購入したサンドウィッチで軽く昼食を摂り、大屋根リング上をしばし散策して帰ることにした。 おそらく仕事が忙しかったからだとは思うが、地下鉄の乗車記録では夢洲駅改札を14時すぎに通っている。

 通期パスを初めて使って入ったこの日は、パビリオンに1つも入らず、スタンプも押さずに帰った日となった。

(2026年2月7日記す)


来場3回目/Apr.25,Fri.

一般来場者数:93,196人

 3度目の来訪は、4月25日(金)。

 この日の目的は、「ミャクミャクハウス」での撮影会に参加し、非売品のピンバッジをゲットすること。 ミャクミャクとの2ショット写真を撮影後、ボードにメッセージを書いた人だけ(写真はスキップし、メッセージのみでも可)にピンバッジが1個配られる。 このプレゼントは4、5月の平日限定で、 4月は2種類、5月は3種類のピンバッジが用意されていて、全部ゲットしようと思うと、 最低でも5回参加しなければならない(しかも、どれがもらえるかは運次第だから、重複する恐れがある)。 私は、この日が初回で4月はこの1回のみ。その後、5月に2回参加することになる。

 撮影会は、この頃は毎日初回が10時開始(だったと思う)、第2回が10時40分開始・・といった時間間隔で、 19時くらいまで毎回30名の定員(その後変更があったようだが)で行われる。

 非売品ピンバッジの配布数には毎日限りがあって、昼過ぎくらいまでの回に参加しないともらえなかった。 だから皆、朝イチでダッシュする。

 この日の来場予約は9時。1人で向かった。地下鉄ICカードの乗車履歴を見てみると、夢洲駅8時34分着となっており、 おそらく9時過ぎには、入場したはずである。

 すぐにミャクミャクハウスに向かい、列に並んだところ、確か第2回に入場できた。つまり、1時間半以上は外で並んだことになる。 2ショット撮影会に参加し、メッセージボードに記入し、無事ピンバッジをもらうことができた。

 そして、11時台にはミャクミャクハウスを後にする。西ゲードゾーン方面まで場内を散策。 今日もコンビニ(西ゲート前のセブンイレブン)で購入した昼食を摂り、また東ゲート方面に戻り、早々退場することとした。 地下鉄ICカードの記録を見ると、夢洲駅入場は12時32分。そのまま仕事に行くことにした。 こういうことができるのは、やはり自由業の特権だと言える。

 ちなみに、万博会場内の食事が非常に高いといった報道がたくさんなされていたが、 4店あるコンビニ(セブンイレブン2店、ローソン1店、ファミリーマート1店)は、おにぎりも、パンも、飲物も、 ローソンのからあげクンとか、ファミマのファミチキだって、すべて街中と同じ価格。 私のような通期パス組は、毎回高い食事を食べていられないので、これら場内コンビニには大いに助けられた。

 非売品ピンバッジをもらう目的で万博に入場し、コンビニのお昼だけを食べて退散するという、ある意味非常に贅沢な日。 1日券(7,500円)や平日券(6,000円)で入場していたら、決してこんなことはしない。

 仕事や日常生活の合間に、万博時間をいわば練り込み、やりたいことをすべてやる。 こういう日々を過ごしたかったのだと、実感した。

(2026年2月9日記す)


来場4回目/May.02,Fri.

一般来場者数:87,064人

 4度目の来訪は、5月2日(金)。

 この日の来場予約は、12時。夫婦2人で来訪。地下鉄ICカードの乗車履歴を見ると、夢洲駅12時45分着となっており、 おそらく13時過ぎには、入場したと思う。

 パビリオンの事前予約は、一切なし。この日の主目的は、19時30分から始まる「アオと夜の虹のパレード」(いわゆる水上ショー)の本日1回目を鑑賞することだったので、 それまでコモンズ館(複数の国が共同出展しているバビリオンで、A、B、C、D、Fの5館がある)を回ったり、 オフィシャルストアで買い物をしたり、お菓子を買って間食をしたりして、夜が来るのを待った。

 さて、水上ショーは、会場南方「ウォータープラザ」で行われる。 ショーの事前抽選に当選した人たちのための観覧エリアが、ウォータープラザ北岸の真ん中あたりにあるのだが、予約のない人は、その周辺から斜めに観るか、 大屋根リング上の南端から、ウォータープラザ越しにいわば裏側から観ることもできる。

 我々はこの日、その裏側から鑑賞することを選んだ。大屋根リング上も、直前になると人で一杯になるので、 少なくとも1時間以上前から鑑賞ポジションを確保する必要がある。ということで、18時過ぎからリング上に登り、待機した。 この日は風が強く、気温も低く、かなり寒かった記憶がある。タオルを首に巻いてマフラー代わりとして、ショーの終わる20時前頃まで、 ずっと海風にさらされながら鑑賞した。しかし、裏側から観ると、肝心のストーリーはまったくわからない。 登場人物たちのセリフは聞こえてくるが、ただ光が踊っているだけである(動画↓)。 後日、改めて表側から観ようということになった。



動画の撮影方向

終演後、20時過ぎにリングを降り、「ウォータープラザマーケットプレイス東」の2階にある「好きやねん大阪フードコートEAST SIDE」で夕食。 私は確か唐揚げ定食を食べた記憶がある。フードコートの窓越しに、20時30分から水上ショーの2回目をやや遠目に観ることができたのは、 嬉しいサプライズだった。

 食後、地上に降り、ウォータープラザ北東側から20時57分に始まる「One World,One Planet.」(ドローンショー)を初めて鑑賞。 こちらはバッチリ堪能することができ、夜の美しい光の饗宴に大感動。この日以来、ドローンショーを観て帰るというのが、 私の中では一日の締めとして定番化していく。

 21時半過ぎに東ゲートを出て、夢洲駅の改札を通過したのが22時03分。帰路についた。

(2026年2月10日記す)


来場5回目/May.06,Tue.

一般来場者数:59,582人

 5度目の来訪は、5月6日(火・祝)。 祝日ではあるが、ゴールデンウィーク最終日(明日から平日)ということで、一般来場者数は59,582人と、かなり少なかった。 もっと大混雑を予想していたので、若干拍子抜け。

 この日の来場予約は12時。夫婦2人での来訪。地下鉄ICカードの履歴では、夢洲駅改札を12時41分に通過している。 事前予約の取れていたパビリオンは、14時からの「韓国館」のみで、これに合わせての入場時間であった。

 13時前頃東ゲートを入り、少し待機してから大屋根リング下を北方向へ、韓国館へと向かう。 韓国館は、外壁前面のほぼ全部が巨大スクリーンとなっていて、通る人の目を奪う。昼間よりも、むしろ夜間にその存在感が際立つ。


 入館後のコンテンツは3部構成となっていて、最後の没入型シアターでの上演に感動。 いわゆるお涙頂戴的な内容なので、好き嫌いがはっきりと分かれたようだが、私はすごく共感した。

 主人公は小さな女の子。音楽家の祖父がピアノを弾くのを、そばで楽しそうに見ている。 そのお爺ちゃんと、2025年の大阪・関西万博を訪れ、楽しい時間を過ごす。

 時は流れ、大きくなった主人公は、夢だったアイドルになる。ある日、家の中に、今はもういないお爺ちゃんが遺した、 書きかけの譜面を見つける。小さいときに一緒に行った万博の楽しい思い出がよみがえる。 彼女は、途中で終わっているその曲の続きを作りあげて歌うというストーリーだ。

 観ていて目頭が熱くなった。回りからもすすり泣く声がたくさん聞こえてきた。 エンタメの国ならではのストーリー展開に没入でき、お隣の国の人の心の底にも流れる共通したものを感じた。 先端技術を用いた華やかな演出ではあるが、テクノロジーではなく「心」にスポットを当てたショーだと感じられた。

 さて、この後は何も予約がないので、コモンズ館(B、C、D)を回って、スタンプパスポート後ろのほうのページにある 「重ね押しスタンプ」を押したりした。

 16時半頃、東ゲートゾーン「ジャパンマルシェ」で弁当を買い、早めの夕食。 ジャパンマルシェとは、万博フリークにしかわからない説明をすると、東ゲートからリング方向、住友館の手前を左折して右手にある平家建の横に長い建物。 e-mover「東ゲート南停留所」の手前、Panasonic「ノモの国」の向かい側だ。 購入した「万博弁当」を、住友館の前あたりのベンチに座って食べた。少し風が肌寒い日だった。

 夕食後、待ち時間10分程度で入館できた「中国館」へ。そんなにすぐに入ることができたのは、後になってみれば信じられないくらいだ。 中国館は外装を木で仕上げた贅沢な作り。展示は、悠久の歴史から、最先端の宇宙開発技術まで、非常に見応えのあるものだった。 もう一度見たくなって、後日再訪したくらいだ。

 エンパワーリングゾーン奥にある中国館を出た後、東ゲート方向に戻り、人気の「フランス館」が待ち時間1時間程度ということで、 待つことにした。隣のアメリカ館は2時間ということだったので、諦めた。 フランス館は、ルイ・ヴィトンのトランクが積み上げられたホールが話題となり、情報番組などでもよく取り上げられていた。 その他、セリーヌなど、同国を代表するラグジュアリーブランドの作品展示なども多数あって、 そんなところばかりが報道されていたが、私には国を挙げてのブランドの宣伝としか思えなかった。 むしろ、オーギュスト・ロダンの彫刻作品などの展示が素晴らしいと感じた。

 フランス館を出たときにはもう20時過ぎ。並ばずに入れる「マレーシア館」などを観る。 同館には後日再訪することになるのだが、展示については申し訳ないが、さほどではなく、 1階のレストランが人気で、混雑している。また、パビリオン前で歌など、パフォーマンスをいつも行っていて、 行き交う多くの人の足を止めている。

 この日はまだすぐには帰らず、東ゲート前ローソンで軽食と飲物などを購入し、外のベンチで数十分時間をつぶす。 駅の混雑時間を避けるこのやり方は、我々夫婦の万博来訪日最後の時間の過ごし方として、このあと定番化していく。

 夢洲駅改札通過時間は21時49分。人気パビリオンを複数観ることができ、大満足の1日を終了した。

(2026年2月12日記す)


来場6回目/May.13,Tue.

一般来場者数:105,553人

 6度目の来訪は、5月13日(火)。1人で万博へ。

 この日の主目的は、4月25日に続き、「ミャクミャクハウス」での撮影会に参加し、非売品ピンバッジ(5月バージョン)をもらうこと。

 来場予約は9時。地下鉄ICカードの履歴では、夢洲駅改札を8時49分に通過している。

 ゴールデンウィーク(GW)が終わり、来場者が減るのでは?と思っていたら、この頃から徐々に増え始める。この日の一般来場者数は105,553人ということで、 前回来たGW最終日である5月6日(59,582人)の実に1.77倍である。それゆえ、この頃からゲート入場までに時間がかかるようになり、 この日もおそらく並び始めてから20分以上はかかり、9時20分くらいの入場ではなかったかと思う。

 すぐに「ミャクミャクハウス」を目指すが、この頃はまだ9時過ぎくらいだと、東ゲート入ってすぐの三菱未来館や、たまに住友館などでも、 「今なら予約なしで入れます!」と呼び込みしている日があった。しかし、この日のように明確な目的がある日は、 そういうパビリオンに一瞬入りたいと思ったとしても、その思いを振り切って目的地へと向かっていた。 後になってつくづく思ったのは、「なぜあの頃、住友館に入っておかなかったのだろう」ということ。 後悔先に立たず。

 この日は、確か撮影会の第3回(11時20分スタート?)に参加することができたので、外での待機時間はおよそ2時間。 持参の折りたたみ椅子に座って待った。この頃はまだ会場内の全容を完全把握はしていなかったので、 ガイドブックを持参し、読んだりして時間をつぶした。

 撮影の時、ミャクミャクは、その場でピョンピョン跳びはねながら我々来訪者を歓迎してくれ、握手をしてくれる。 撮影が終了し、別れ際には、両手をちぎれんばかりに振ってくれる。私もそうだが、 そういうファンサービスを受けると、みんな益々ファンになる。実際に会ってみないと、本当の魅力はわからないのだ。

 ミャクミャクとの2ショット撮影を済ませ、メッセージボードに記入して、ピンバッジを1つ受け取る。 その時点で12時前。いつものようにコンビニ(ローソン)でお昼を購入し、簡単に済ませた。

 実は待機時間中、13時からの「EARTH MART」(アースマート/シグネチャーゾーン)の予約を取ることができていたので、 昼食後、シグネチャーゾーン方面に向かい、20分前くらいからパビリオン前のベンチで待機することとした。

 「EARTH MART」は、作家小山薫堂氏がプロデュースした、食をテーマとしたパビリオンである。 最初のシアターだけ撮影不可と言われたのだが、映像がスタートしてすぐその理由がわかる。 松本潤さんが登場し、ご飯を炊いてひたすら食べる映像が流される。そこで発せられる「いただきます」という言葉の意味が、 このパビリオン全体を貫く精神のように感じられる。

 シアターを出て向かった先のフロアでひときわ目を引いたのは、天井から吊り下げられた無数のタマゴによるシャンデリア。 なんと、人間が一生で食べるタマゴの数だそうで、足下には、その全部で作ったと思われる巨大な目玉焼きのオブジェ。 また、イワシの大群を模したオブジェが吊り下がっている先には、スーパーの鮮魚売場を模した場所に、 パック詰めされた1尾のイワシが置かれているなど、色々考えさせられる展示の数々。

 先に進むと、大きな樽がたくさん置かれた場所があり、「万博漬け」と名付けられた梅干しが漬けられている。 その場でメッセージを書き残すと、20年後に(和歌山県まで行き)その梅干しを1個受け取ることのできる引換券を1枚頂いた。

 最後のシアターでは、「食べる」とは、どういうことか、さらに考えさせられる。 我々人間は、同じ地球上に生きているたくさんの命を「いただく」ことで、自分たちの命を繋いでいる。 そんな厳粛な行為であるとともに、人間同士の絆をつなぐのも食。 そう思えば、毎回の食事に対して、もっと感謝の気持ちを持たなければならないのだと、改めて気づいた。

 すべての観覧を終え、パビリオンを後にする際、「この先が皆さんの EARTH MART です!」と言って送り出されたのが印象的。

 「EARTH MART」を出てしばらく散策した後は、コネクティングゾーンにある「夜の地球」へ。 ここは、いつでも並ばずにすぐ入ることができるのだが、ある意味最もコストパフォーマンスの高いパビリオン。 5年の歳月をかけて作られたという、巨大な輪島塗の地球儀が、薄暗い館内で灯りに照らされて輝いている。 その伝統技術の素晴らしさ、美しさには息を飲む。軽い気持ちで入っても、言葉をなくして見入っている人が多数。 私もこの日以来、何度も足を踏み入れる場所となった。

 この日もコモンズF、A館のほか「国際機関館」にも立ち寄ってスタンプ集め。 重ね押しスタンプもついに完成した(コモンズA・B・C・D・F、国際機関館を回る必要がある)。

 そのあと、東ゲートマーケットプレイスのオフィシャルストア大丸松坂屋、丸善ジュンク堂などを覗く。 夕方には、ジャパンマルシェに売店のある「ミャクミャク焼き」(2種×2=4個)を自宅へのお土産として購入し、東ゲートから退場。 夢洲駅改札を17時01分に通過し、帰路についた。

(2026年2月14日記す)


来場7回目/May.17,Sat.

一般来場者数:107,510人

 7度目の来訪は、5月17日(土)。夫婦で万博へ。

 来場予約は12時。地下鉄ICカードの履歴では、夢洲駅改札を12時46分に通過している。 この時間の東ゲートは、ほぼ待ち時間なし(12時をだいぶ過ぎているため)で入場できる。

 この日の主目的は、EXPOホール「シャインハット」で行われるアイヌ舞踊「ウレパモシ」 を観覧すること。

 シャインハットは、東ゲートから電力館の先を左折してリング下を歩けば近い。すぐに並ぶと、13時30分から始まるオープニングセレモニーと、それに続く初回公演を観ることができた。 ふだん触れることのない伝統文化に刺激を受ける。同じ国の中にある多様な文化への理解が深まるのも、万博の素晴らしい面である。


 シャインハットを出たのがおそらく15時頃。 その後、待たずに入館できる「UAE(アラブ首長国連邦)」パビリオンへ。 館内に多数そびえ立つナツメヤシの柱が象徴的なこのパビリオンは、館内併設のレストランが待ち時間2時間近くと、大人気。 そこは諦めて、次へ向かう。

 エンパワーリングゾーンの「マレーシア館」1階のレストランへ。 UAEからマレーシアへのルートは、万博フリーク向けの説明としては、リング下を北方向へ進み、電力館を右手に見てリング内側(左方向)に出て、 「ポップアップステージ東内」の左斜め前方にある。ここで16時過ぎから早い夕食をとる。 ナシゴレン(唐揚げ付/1,600円)を注文して館内のテーブルで食べた。

 その後、静けさの森方面へ向かい、「EARTH TABLE 未来食堂」にある「テラスニチレイ」へ。ここで販売されている 「凍ったまま食べられる今川焼」(300円)を買うためだ。外のテーブルで食べた後、 セービングゾーンにある「カンボジア」「アルジェリア」「バルト」「EU」を巡る。

 「バルト」館は、後日ぬいぐるみ盗難事件が発生して騒ぎとなり、それを知った多くの来館者が、 この日本でイヤな思いをさせて申し訳ない、日本を嫌いにならないで欲しいと、相次いでミャクミャクを持参して寄贈。 入口カウンターに乗りきらないほどのぬいぐるみが集まり、また大きな話題となった。 同館に勤務する日本が大好きで自ら志願したという有名スタッフのSNSも話題となったところ。

 18時を回り、「Dialogue Theater いのちのあかし」に建つ移設された学校校舎(予約不要で入館自由)の中に入って映像を見ながら休憩。 その後「ベトナム」館を観た後は、夜の会場内を散策。

 20時前には大屋根リングに上がって散策するとともに、水上ショー(アオと夜の虹のパレード)第2回目と、 それに続くドローンショー(One World,One Planet.)を遠巻きに観る。 リングを降りた後は、ベンチに座って時間を潰す。

 東ゲートを22時頃に出て、夢洲駅の改札を22時12分に通過。帰路についた。

(2026年2月15日記す)


来場8回目/May.27,Tue.

一般来場者数:120,915人

 8度目の来訪は、5月27日(火)。1人で万博へ。

 この日の第1の目的は、4月25日、5月13日に続き、「ミャクミャクハウス」での撮影会に参加し、非売品ピンバッジ(5月バージョン2個目)をもらうこと。

 来場予約は9時。地下鉄ICカードの乗車履歴を調べたが記録がなく、おそらくこの時期はクレジットカードのタッチ決済での乗車だったはず。 キャッシュバック特典があったため。東ゲートに並んでいたときの写真撮影時刻が8時35分となっていて、 この頃はゲートをくぐるまでに30分以上はかかっていたと思うので、入場はおそらく9時10分は過ぎていただろうか。

 すぐに「ミャクミャクハウス」に向かって列に並ぶも、参加できる撮影会は、第4回目(12時頃?スタート)。つまり、 3時間近く並んで待つ必要がある。我々が折りたたみ椅子に座って待機していると、そばを通る人々が、 「これは何の列ですか?」と口々に尋ねる。スタッフが、「ミャクミャクとの撮影会です」「ピンバッジを配っていて、 人数的にもうすぐなくなります」などと応じる。「整理券とかあるんですか?」と尋ねる人もいる。 「いいえ、ここで12時過ぎまでお待ち頂ける方だけが入館できます」との説明を聞き、「12時!3時間!」と、 あきれるような目で見て立ち去る人多数。

 それはそうだろう。せっかく万博に来たのに、朝一番で3時間もただ座って待つなんて、異常だと言われても当然。 ツーショット写真を撮り、たった1つのピンバッジをもらう目的で長時間待つことのできるここにいる人たちは、 ほぼ全員通期パス組であろう。それが証拠に、皆グッズをたくさん身につけているし、全身赤青のミャクミャクコーデで装った女性も多数。 並んでいるうちに、自然と連帯感も生まれる。列の先頭のほうにいる人は、おそらく東ゲート前に7時前とかに到着している人々だ。 結局、ゲート前で2時間以上待つか、入場後にハウス前で2時間以上待つかの違いに過ぎない。

 スマホに入れてある音楽を聴いたりして待てば、あっという間とは言わないが、1人で待つことも苦痛ではない。 たとえトイレに行きたくなっても、前後の人に断れば行くことができる。共同体みたいなものだから。

 撮影会を終了し、メッセージボードに記入して、ピンバッジを1つ受け取る。5月は3種あり、そのうち1つはシークレットなのだが、 見事そのシークレットピンバッジをもらう。4月分の1個を含め、3個全部違う絵柄のものをゲットできた。

 「ミャクミャクハウス」を出た時は、既に12時半過ぎ。実は待機中に13時からの「いのちの未来」が予約(当日登録)できていたので、 すぐにシグネチャーゾーンへと向かう。

 「いのちの未来」は、大阪大学教授でロボット工学者の石黒浩氏がプロデュースしたパビリオン。 人型のロボットであるアンドロイドの第一人者として名高い研究者で、その技術が投入されている。 そう言うと、機械好き、技術好きのためのパビリオンかと思われるかもしれないが、 実は、人間とアンドロイドはどう共存していくのか?という未来について考えさせられる内容である。

 パビリオンに入ると、最初の空間には土偶、埴輪、仏像、人形・・・アンドロイドと、人を模した造形が時代を追って並ぶ。 確かに我々人間は、いつの時代も自らの姿に似せたものをつくってきた。現在は既にアンドロイドの時代で、 TVでも話題となったマツコロイド(マツコ・デラックスさんを模したアンドロイド)が他のアンドロイドと会話を交わす空間もあって、 少し笑わされたり。 また、最後の空間では「1000年後の未来」が展開されており、体の制約から解き放たれたアンドロイドが空間を舞う幻想的な姿に驚かされる。

 しかし、何と言っても素晴らしいのは、第2の空間で上映される「50年後の未来」。 列車に乗って旅をするおばあちゃんと孫娘が登場し、その2人を追って物語が展開される。 その時代には、アンドロイドが普通に人間とともに生活しており、学校の先生や、近所の人までアンドロイドだったりする。

 ある時、おばあちゃんが重篤な病と診断される。彼女は、そのまま命を全うするのか、 自らの記憶をアンドロイドに移して永遠に生き続けるかの選択を迫られる。孫娘は、「おばあちゃんとサヨナラしたくない」と言い、 「アンドロイドになってもずっとそばにいて欲しい」と泣く。 おばあちゃん自身は、果たしてアンドロイドに記憶だけを移したものが自分自身だと言えるのか、 与えられた命を生ききるべきではないのか・・と葛藤する。

 シーンは変わり、おばあちゃんは医者に向かって問う。「アンドロイドになっても、私の愛はみんなに伝わるかしら」。 「たぶん、伝わるんじゃないかな」という返事を聞き、やさしく微笑むおばあちゃん。

 彼女がどちらを選択したのかはわからない。その答えは、観覧者である我々の自分事として受け止め、考え続けなければならない。 人とは。いのちとは。愛するとは。

 こんなに考えさせられ、アンドロイドに泣かされるとは思わなかった。パビリオンを出てからも、家に帰っても、 そして万博が終わった後も、心の深いところに重たい錨のように存在している。 間違いなく、私の中でベスト3に数えられるパビリオンであった。

 さて、「いのちの未来」での濃い時間を過ごした後、すぐに14時15分からの「関西パビリオン」の予約が取れたので、 急いで静けさの森を東へ抜け、リング外、東ゲートゾーンの「関西パビリオン」へ。

 同館は、関西広域連合に所属する滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島、福井、三重の各府県が共同で出展しており、 それぞれブースを持っている(奈良以外)。大阪府は単独で隣に「大阪ヘルスケアパビリオン」を作っているので、ここには入っていない。

 なかなか見応えがあったのは、滋賀県の美しい自然が映し出された映像や、恐竜を推している福井県などだが、 一番人気の鳥取県ブース(鳥取砂丘の砂が持ち込まれ再現されている)は入場希望者が多すぎて、なかなか順番が回ってこない。 結局、また今度来たときに入ればいいと、鳥取県は諦めて出たのだが、まさかそのまま見られずに万博が終わってしまうとは、その時には思わなかった。

 関西パビリオンに滞在すること約1時間半。出るともう16時近いが、昼食がまだだったことに気づく。 急いでリング下を西方向へ歩き、「ORA外食パビリオン 宴」に向かう。ここは、パビリオンといいながら、様々な食を提供する建物。 1階に出店している「象印ONIGIRI wow!」のおにぎりを購入。塩引き鮭(450円)と深川めし(550円)をチョイス。 2個で千円は高いが、象印の最高級炊飯器で炊いたご飯は絶品。大満足であった。

 この後、西ゲートマーケットプレイスのオフィシャルストアJR西日本グループ、近鉄百貨店などに寄り、 コモンズC、A、Fなどを回る。18時過ぎには東ゲートを出て夢洲駅へ向かい、帰路についた。

(2026年2月15日記す)









来場9回目/May.31,Sat.

一般来場者数:169,923人

 9度目の来訪は、5月31日(土)。夫婦で万博へ。

 この日の主目的は、花火大会。「JAPAN FIREWORKS EXPO」というプロジェクトで、 4月13日(開幕日)、4月26日に続き、3回目の花火大会が、この夜開催される。 それゆえ、来場者数も多く、およそ17万人がこの日に訪れた。

 来場予約は12時。実際に東ゲートから入場したのは、13時を回っていた。大混雑の日でも、そのくらいの時刻になると、 あまり待たずに入場できる。パビリオン予約は何も取れていない。もう花火だけのために来たようなものだ。

 花火の開始時刻は、あえて事前発表されていなかった(混乱を避けるため)のだが、おそらく1回目の水上ショー(19時30分開始)の終了後だろうと予想された。 花火は南の海上から打ち上げられるから、見るのは北側リング上から会場越しがいいか。場所取りは何時から? 1時間前か。いや、2時間前か。相談の上、18時過ぎくらいにリングに上がることを予定して、この日は行動することにした。

 14時過ぎ頃、「大阪ヘルスケアパビリオン」の自由観覧エリアが短い待ち時間で入館できるということで、入ってみた。 話題の「ミライ人間洗濯機」のほか、IPS心筋シートが動いている様子などを見た。

 同館を出た後、場内バスである「e-mover」に初乗車。東ゲート南停留所から時計回り便でぐるっと回り、 西ゲート北ターミナルまでおよそ10分。ゆっくり走っているとはいえ、改めて会場の広さを実感。 途中、リング下を走るが、ここは海の上。景色は最高である。乗車料金400円の価値はある。

 西ゲート北ターミナルでバスを降りると、そこは通称「西の果て」と呼ばれた「フューチャーライフゾーン」。 予約なしで観られるフューチャーライフビレッジの「TEAM EXPO 2025」「ベストプラクティス」などを観覧。 16時を回ったので、東ゲート方向に戻ることとし、 今度は徒歩で西ゲート前からリング方向へ。およそ20分以上かけて東ゲートマーケットプレイスのおなじみジャパンマルシェに到着。 手早く夕食をとるためカツサンド(1,000円)を購入して食べた。

 18時過ぎ、東側からリングに上る。高い方のリング上歩道のさらに上の芝生土手を見ると、既にかなりの人がいる。 一刻も早く場所を確保すべく、位置としてはシャインハットの上くらいのリング上に場所を定め、 芝生の上にレジャーシートを敷いて陣取る。2時間ここでお菓子などを食べつつ、花火が始まるのを待つ。トイレはリング上にあるから安心だ。 日が暮れ始めると、たくさんのパビリオンの光が美しく輝き、それを見ているだけでも楽しい。 19時30分から水上ショーが始まると、いよいよ花火の開始時刻も近づく。

 19時55分頃、予想通りに花火が始まる。打ち上がるたび、ドーンと大屋根リング全体が下から突き上げられるように振動する。 すごい迫力。こんな経験は初めてだ。この場所を選んで正解だった。歩道上では、テレビ局のクルーが撮影をしている。 そういえば、テレビ局関係者も、18時過ぎ頃からずっと準備をしていた。たいへんな仕事だ。


 花火が打ち上がっている時間は、5分程度。たったその時間を過ごす目的で、2時間近く前から待つのは、いわゆるタイパが悪いかもしれない。 だが、家族で景色を見ながら待つというのも、かけがえのない経験である。 花火が終わると20時過ぎ。20時30分からは、本日2度目の水上ショー。そして、20時57分からはドローンショー。 それまでずっとリング上に留まることにした。結局この日は、3時間近くリング上で過ごしたことになる。

 リングを下り、住友館の前あたりのベンチで小一時間座って休憩。今日はひときわ人が多いので、21時過ぎに駅に向かったとしても、 途中大回りルートを歩かされ、駅まで相当に時間がかかる。それならここで待った方がいい。それをわかっている常連組が、 皆当たり前のように周辺に多数。警備員さんが「もうすぐ閉場時間で〜す」と帰宅を促すも、 「いらっしゃいませミャクミャク」の前では、まだ写真を撮る人たちの列が長く続いている。帰れと言われても、帰らない。 スタッフや警備員さんたちもそれをわかっているからか、強くは言わない。



 結局、22時の閉場時刻を少し回った頃に東ゲートへ。そこから駅まで30分近くはかかっただろうか。 まだ暑い季節ではないから、世界の国旗を見ながら大回りルートを歩くのも、悪くない。 疲れているはずなのに、早く帰りたいはずなのに、みんな笑顔。ここには今、幸せな人しかいない。 私がリュックにミャクミャクの一番小さなぬいぐるみマスコットを付けていたのを見て、見ず知らずの女性が「かわいいですね」と話しかけてくる。 「これ、今人気ですぐに売り切れるんですよ。またすぐ入ってくるけど」などと応じる。「もう何度もいらっしゃってるんですね?」「ええ、通期パスなんで」。 こういったコミュニケーションが自然に生まれる。万博のすばらしいところである。

(2026年2月16日記す)


 来場10回目/Jun.17

 来場11回目/Jun.28

 来場12回目/Jul.03

 来場13回目/Jul.04

 来場14回目/Jul.06

 来場15回目/Jul.07

 来場16回目/Jul.10

 来場17回目/Jul.11

 来場18回目/Jul.15

 来場19回目/Jul.22

 来場20回目/Jul.25

 来場21回目/Jul.29

 来場22回目/Jul.30

 来場23回目/Aug.09

 来場24回目/Aug.13

 来場25回目/Aug.15

 来場26回目/Aug.17

 来場27回目/Aug.18

 来場28回目/Aug.20

 来場29回目/Aug.21

 来場30回目/Aug.25

 来場31回目/Aug.29

 来場32回目/Sep.2

 来場33回目/Sep.3

 来場34回目/Sep.10

 来場35回目/Sep.17

 来場36回目/Sep.23

 来場37回目/Sep.30

 来場38回目/Oct.4

 来場39回目/Oct.6

 来場40回目/Oct.7

 来場41回目/Oct.8

 来場42回目/Oct.10

 来場43回目/Oct.13(閉幕日)
K氏の葡萄酒的日常